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教育への興味について
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わたしは、教育大学の大学院の頃、
本来とらなくてもよい教育関係の講義をのこらずとっていたので
ピアノの先生にあきれられました。
というのは、自分自身が、学校教育の中で、
教育はこんなのでいいわけない、
という思いがふつふつとたまってきていたからです。
それに、ピアノの専門の指導にしても、こういうやり方では、
よくないというのが、受けた本人が一番よく分かっていましたから・・・。
そして、教育関係の講義のいろいろのなかで、
たった一言、霜田静志とＡＳニイルの自由な教育というのが、
ちょっと難ありって雰囲気で解説なしで出てきたんです。
でも、これだ！！っとピンときたんですね。
そして本屋で霜田静志さんの “叱らぬ教育と生活” をみつけました。
それからですね。ニイルの著作集からいろいろ読んだり、
島小のとりくみとか、斎藤喜博さんのとか・・・
いろいろ授業の取り組みなんか読みましたね。
そして先生稼業の頃は高橋巌さんのシュタイナ−や
笠井さんのオイリュトミ−にも参加して、魂の教育って何かなと。
そして、フリ−スク−ル関係のものや、クリシュナムルティ・・・
宗教的なものにはまったことは全然ありませんが、
いわゆる、思想の自由、囚われからの開放には
ずっと興味を持ってきました。
ただ哲学書などは、こ難しそうなんでよみませんでした。
そして、子供と一緒にさまざまなフリ−スク−ルの取り組みに加わり、
フレネ教育や、竹内敏晴さん、烏山さんや名取さんの授業・・・
いろいろいろいろ・・・で、明星学園や自由の森学園の
生き生き実際的に考えさせる授業、生命の躍動するような内容に
相当まいってた時期もありました。
現在の義務教育のほとんどが物質的な知識の切り売りであり、
じっくり探究するまのない、表面だけなぞるような教育、
一律の考える余地のほとんどない、ゆっくり待てない教育は、
それってよくないなというのは、
ずっと・・・私自身で感じてきていましたから，
子どもたちには、生き生き楽しんで、苦しくてもそれを楽しんで、
目をみはって自分から勉強に研究に取り組めるようになってほしいなと
思われました。
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