ゆきちゃんの世界
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無くて七癖

●無くて七癖

 人は無くて七癖といって、自分の癖に気づきにくいものです。
 人は自分の癖や弱点を正当化しがちですし、
 そこから目をそむけていたい無意識の自己防衛があります。 

 また、他人は気になり目につくことでも、
 なかなか当の本人には言ってくれないものです。 
  
 又、自分の癖こそが、人を見るときの色眼鏡になり、
 障害になっていることにも なかなか気づきにくいものです。 
しかし、自分の癖と行動のパターンがわかってくれば、人との関係でも
 ありのままがみえてくるようになります。


●人間育て      
 
 私は自分でいうのもなんですが、昔から人の悩みを解決するのが上手でした。 
 その人の悩んでいることに解決の方法を示し、
 又その人が自信をもって歩んでいけるようにいつも様々な人たちを励まし、
 かかわってきたことを思い出します。

 私とかかわる人たちは、皆明るく楽になれて感謝されました。 
 小学生の頃からも、それはありました。いつも良い意味でのボスであり、
 ませてて、けんかしあう子供同士の仲裁役をよくしていました。 

 皆から軽蔑されている子も私にとっては同じ友人でしたから、守ってあげて、
 その子は私だけには心を開いてくれました。  

 いつも弱い者の味方でした。又励まし勇気をつけました。  
 チェーンをふりまわすような非行少年も私のいうことは不思議と
 おとなしく聞いてくれました。  

 中学生の頃も暗い消極的だった友達がすっかり明るい子に変わったので、
 その両親から感謝されたこともあります。 
 一番変わったのは夫でしょう。 
 その変わりように本人は勿論先方の親や親戚一同からも、
 何よりかよりこの子(私のこと)と一緒にと、性急にくっつけられて
 しまい今にいたっています。

 ま、それもご縁でしょうが、又、このような私自身結婚のあり方にも
 私の癖が十分に反映されていたことが今になってよく分かりました。


●問題を分析し解決しておくことが必要

 又、結婚に関しては、親との関係性などが整理されていない場合、
 外見も様子も全く違っていても、
 その親の気質をそのまま持っている相手と結ばれていることが
 多いようにみうけられます。

 私の場合も全くそうでした。
 ですから、問題ある人間関係というものはきちんと分析し、
 その原因も背景をつかんで、分析をし、解決しておかなければ、
 全く違う様子だからと、やっと逃れたと思っても、
 じつはそれまで以上にその関係性と同様の問題と向きあうことになるものです。

 それは多くの事例をあたってみてはっきりみえてきたことです。 
 大変に不思議で興味あるところです。 

 それは″人は無意識にしろ、意識してにしろ、
 自分がその持ってうまれた気質の問題とする点を、解決していないかぎり、
 ところをかえても逃れることは不可能だ″ということのように思われます。 

 そして、解決できていないために、それまでの慣れたパタ−ンを繰り返したり、
 気質同士の慣れ雰囲気の慣れというものにひきよせられてしまうものののように思われます.

 ある意味では、人は、その人に課せられた課題の解決のために
 一生取り組み、ついやすのかもしれません。

 そして、そのために現れる多くの問題は、天の配剤ともいえるものなのかもしれません。


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