
新しい街づくり
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これは、県立女性センターが震災後、新しい街づくりに参加する人を求めたのに提出しました。
残念ながら、参加させていただけませんでしたがね。誰しも苦言を呈する人をいやがるようですからね。 とくに、役所ってそんなものです。
新しい街づくり 県立女性センター提出 1995.3 YUKI.I
●この度の人災部分に対し、謙虚な反省を求める
この度の大震災の悲惨さを目のあたりにし、神戸市に住むものにとって何故これだけの大災害がひきおこされたかについての謙虚な反省と熟慮が求められていると思います。
市民の一人一人も揺さぶられ、みなおしたてなおしをせまられ、自立と自覚が促されました。 そしてそれらの反省にもとづいた上で、復興には市民も自分たちの街づくりを行政だけにまかせておかない積極的参加が必要だと思いはじめています。
復興をすすめるにあたっては県立女性センターのすすめる″男女共生社会″の実現をめざすことは、自然とともにある復興の基本ともいえ.ると、私には思われます。
●バランスのよい社会づくり、街づくりを
男女共生とは、陰陽相和すことといえましょう。東洋哲学的に言うなら,全て働きは、この対極同士の働きのバランスの中にあります。片方にふれすぎると大きな揺り戻しがきます。
今回の地震は、行き過ぎた科学文明なり男性社会に対する自然からの揺さぶりだったのではないかと私には思われたのです。
ですから自然にそった陰陽のバランスの良い復興を私はのぞんでいます。
それには、男女双方の声がバランスよく生かされる社会にならねばなりません。
女性は長年子供を育てきた実体験、心豊かに生命を守り育んできた本性を持っています。
それゆえ、男性とは違う視点や感性を持ちあわせています。
双方が互いを認めあい、思いやりをもって助あい生かしあえる、そんな素敵な人間関係が息づくまちになればと思います。
そのような″男女共生のまちづくり″に私は是非参加したいと願っています。
●ガラスばりの会計を
又、これだけの大災害の復興には一円たりとも税金の無駄づかいのないよう、必要なところに必要なだけいかねばなりません。
そして援助資金や義捐金のそれぞれの出どころ、及びつかい道などガラス張りにするべきでしょうね。
これらがなされる為にもこれまで″お上″であった行政にも税金をおさめる市民の目線、貴重なお金を義捐金として送ってくださった方々の意識のところまで一旦おりて頂きたいと思います。
以上の点をふまえて、新しい街づくりは、そこに住む市民1人1人が、どのようにすれば、住みやすい街、住んでいて楽しい町になっていくか考えることに積極的に参加することだと思います。
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