ゆきちゃんの世界
  * * * 旅 * * *
ニュージーランド ・・・ マウントクックと温暖化

むこうで、ふと知り合ったオペラ歌手の夫妻と一緒にMt.クックまでドライブしました。
奥様が北海道の出で、故郷と雰囲気がよく似ていてなつかしいとおっしゃっていました。
マウントクックの中腹の村では、ユ−スホステルに泊まりました。
でも一部屋が確保できたので、新保さんだけ男性の部屋にいってもらいました。



マウントクックは、雄大でしたね・・・、グレイシャ−って氷河のことなんですが、
25年前は歩いてすぐのところで見れてたのが、今は溶けて湖になっていて、
その解けたあとの石野原を30分ぐらいずっと歩いて、ようやく氷河湖にたどりつき、
モ−タ−ボ−トで氷河の絶壁をずっとみてまわりました。
 
びっくりしたことは、2・3秒ちがってたら、もうこの世にいなかったかも・・・
目の前で、氷河の端が 大きく割れて崩れて、倒れてきたんです。
一旦もぐったかと思うと、鯨がはねてるみたいにドンブラコっと、
まあ、肝を冷やすようなすごい見物でした。
室町時代の氷もしっかり食べてきました。



快晴の空の下、20程歩いた奥の見晴らし台から、マウントクックもよく見えました。
手前のそそりたつ山の上でドドド−ッとすごい音がしたので、見ると、
氷河の絶壁が崩れ落ちて、流れ下っていきました。まさに流れていました。
地球温暖化を目の当たりにした思いでした。
マウントクックの氷河も温暖化がこのままのペ−スでいけば、
5・60年ですっかり消えてしまうとガイドさんが話していました。
氷河観光の夜は、モ−テルに泊まりました。
広い広い部屋にベッドル−ムが2つ、もちろん自炊ですが、
それで、日本円にして、一人たったの1500円です。
びっくり!

2月7日はワイタンギデ−(建国記念日)といって、             
マオリ族との交流のお祭りにステイファミり−といってきました。
いく道々・・・やはり、広大な草原もてっぺんまでのはげ山も
すべて、牧畜のためだと・・・Mt.クックにいく道でも同様に思われました。



ステイパパはシュタイナ−学校の先生ですが、ここら一帯も、
もとはずうっと森林だったと言ってましたから・・・すごく太い木も所々に残っています。
それに開発の遅れている北島はまだ森林があったようですね。

お祭りはにぎやかで、マオリ族と白人のセレモニ−がありました。
クライストチャ−チの若い市長さんとお話しました。
マオリ族の酋長さんと一緒に写真をとりました。
凄い風だったので、ひよけの帽子をしっかりゆわえてます。
クククおかしいね。

ああ、世界中が、肉をたべなくなれば・・・羊や牛も家畜から開放され、
地球温暖化もストップするだろうにと・・・

NZも英国人たちがくるまでは緑の島で牛も羊もうさぎもいなかったそうです。
地球の緑を奪ったのは、家畜たち、そしてそれを飼う人類のしわざなのかも・・・。
肉を食べないマクロビオティクばんざいですね。

山肌や草原にころころと群れている羊さんたちが、
なにやら細菌のようにみえてきたわたしでした。
すると人間はアメ−バかも。
  

  




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